後書き(座談会的)


注意!:とりあえず、話を読んでから読んで下さい。後記ですので。




ラティクス
「・・・この本って、主人公そっちのけだな」
ミリー
「本当だ。『麗しの』ミリーちゃんが全然出てない!」
ラティクス
「ていうか、どうしてラスボスがいて主人公がいないんだ?」
ミリー
「ラスボスを出して、麗しのヒロインを出さないなんて、納得いかないわ!」
ラティクス
「いくらヒーローを敬遠する著者といえども、俺の事は結構気に入っていた筈なのになぁ」
ミリー
「それ以上にヒロインを敬遠する著者にもかかわらず、私の事も結構気に入っていた筈よ!なのになんでなんで?」
ミラン
「お二方、その疑問にお答えしましょう!」
ラティクス
「あぁっ、あなたはオリジナルキャラにもかかわらず著者のお気に入りな上に、とある方にイラストまで描いて頂いたミラン・バートさん!」
ミリー
「私より出番が多い!実はモデルがイヴィーナさんの隣にいた名無しキャラのくせに!」
ミラン
「はいはい、その通りでございます(汗) ・・・ところで、一応断っておくがこの本には貴方達の話も入る予定だったんだぞ」
ラティクス
「え、それって本当なんですか?」
ミラン
「あぁ。そもそもこの本の題名、『ON PAST EARTHES』なんだが、地球が複数形になってるよな。これは地球ではなく、人の住む星を指しているんだ。で、元々この本は地球、ローク、ファーゲットの三本で構成される筈だったと」
ラティクス
「じゃ、僕達の話はあったって事ですよね」
ミラン
「確かに構想自体はあったんだがねぇ・・・結局、書かれてはいないらしい。締め切りに間に合わないと判った時点で著者は考えるのを放棄してたから」
ミリー
「それってひっどーい!ラスボスの話は書いてたのに」
ミラン
「書いた順番で言うと、最初が地球で、その次にロークを書きかけ、挫折してファーゲットに走った、というところだな。一応、主人公を書こうと努力はした様だ」
ラティクス
「これから書く予定は?」
ミラン
「微妙な所らしい」
ミリー
「とか言って、全然考えてないとか・・・」
ミラン
「実は料理がうまいマルトスさんとか、どうでもいい様な設定だけは出来ているらしいぞ」
ラティクス
「はぁ・・・」
ミリー
「あ、そうそう。疑問に思ってたんですけれど、どうしてON EARTHなんですか?前置詞がありませんよ」
ミラン
「それは、EARTHを星の名前として使っているから。IN THE TOKYOとは言わないだろう?一応、実際の用法として合っているかは解らんがそういうつもりだったらしい」
ミリー
「忘れていたって訳じゃないんですね」
ミラン
「そういうことにしておきたいらしい(汗)」
ラティクス
「どうもあやしいな・・・」
ミラン
「そ、それはともかく、他に質問はあるかい?」
イヴィーナ
「・・・どうしてラスボスがあんなにいい人なんでしょうか?」
ラティクス
「あぁっ、あなたはレジスタンスのリーダーのイヴィーナさん!」
イヴィーナ
「この話だと、ゲーム中で破壊の遺伝子・・・などと言っていた私が馬鹿みたいじゃあありませんか。さてはあなた、実は隣で笑ってましたね?!」
ミラン
「そうですねぇ(笑)」
イヴィーナ
「ほほ〜う(にっこりと笑いつつ位相光線銃を構えてみたりして)」
ミラン
「まぁまぁ押さえて(汗)真相を知らない人間から見れば、彼の豹変ぶりが暴走と映った、ということなんだよな」
ラティクス
「あれって、どういう話なんですか?結局」
ミリー
「どういう思考をしたら、あぁなるんですかぁ・・・?」
ミラン
「実は、『ラスボス戦の前後の会話をどうやったら納得して聞けるだろうか?』という思い付きから始まった話だったりして(笑)」
ラティクス
「それだけ?」
ミラン
「そ。だから別に奴のファンだとかそういうわけじゃない」
イヴィーナ
「時期的なものとしては、この話の後に彼は軍部を抱き込んでクーデターを起こしたという事になるんですよね」
ミラン
「ですねぇ。それから元々連邦との関係が不安定だったレゾニアを使って地球の戦力を削ごうとしたわけです。ファーゲットだけで地球に喧嘩を売るのは危険、どうせ潰されるのがオチだから。
 それに戦力はギリギリまで保存しておきたいわけで・・・上手く行けばレゾニアが地球を倒してくれるしな。その後にレゾニアから地球を譲り受けるつもりだったんだろう。そんなにうまく行くかは謎だがな」
イヴィーナ
「科学者達を惨殺したのは、やはり憎悪から?」
ミラン
「直接の産みの親達しか殺してないからね。ただ、これは消しておかないと後々面倒な事になるという理由もあったかもしれないな。一概に怨恨のみとも言い難いかも・・・」
ミリー
「ラスボスが善政をしていたという根拠は?」
ミラン
「彼が超人類だという点。それから軍部を抱き込んでクーデターを起こせる地位にいた、という事実があるから、そこから彼が為政者の一人であったという推測をしたんだな。そうした職についていたならば、彼は立派に仕事をこなしていた筈だ」
イヴィーナ
「その割にはクーデター後は国民の支持率は下がりましたよ。増税に次ぐ増税の上に、言論統制から何から無茶無茶やってたじゃないですか。お陰でレジスタンス勢力は拡大に次ぐ拡大で、大繁盛ですよ」
ジエ
「まぁ、レゾニアの脅迫も金がかかるからな。イセを破壊した新兵器にしても、先立つものが無いことには造りようがない。ファーゲットの発展を無視すれば、金の集まりは格段にいいし、圧政の方がなにかと便利だ。言論統制、情報規制は当然だろう」
ラティクス
「無表情でいきなり登場しないで下さいよ(汗)」
ミラン
「独裁体制の確立も、当然な事なんですよねー」
ジエ
「恨みがましい目だな」
ミラン
「そりゃあね、再就職先を失いましたから。こっちは変な遺言聞かされたお陰で大変な目にあってるっていうのに」
イヴィーナ
「私も将来安定な国家公務員だったのに・・・」
二人
『はぁ(溜め息)』
ジエ
「そんな事を言われてもな(汗)」
ラティクス
「あ、そうだ。ファーゲットが連邦に加盟していたっていうのは、どこから捻り出した設定ですか?」
ミラン
「ジエが連邦に対する憎悪感情を持っていたということから、少なくともファーゲット側は連邦の存在を知っていたらしい。しかも彼の口ぶりからすると、連邦のやり口をまるで見てきたかの様だ。 そして謎の第三勢力として連邦に対して自らの姿を現さない様にしていたのはなぜなのか?・・・そういう情報から考えた結果だ。 勿論、ゲーム中ではワームホールで行き来していたから、連邦の版図に入っていないかもしれないということも考えたが・・・」
ジエ
「しかしだ。どうして人間でもない私が地球に対して個人的に憎悪感情を抱かなければならないのかを考えてみれば、理由は製作者が地球を嫌っていたからだというのがしっくりとくるだろう。そうすると、科学者達は連邦のやり方を既に知っている可能性が高い。つまり、これから交渉が始められようとしているのか、交渉中なのか、加盟後なのか・・・」
ミリー
「で、今回は『加盟後』ということにしたんですか」
ミラン
「そういうことらしい」
ラティクス
「えぇっと・・・ファーゲットはこれ位でいいとして、地球の方は何を意図したものなんでしょう?」
アイル
「『イリアさんが格闘技を始めたきっかけ』だそうです」
ミリー
「オリキャラ第二弾さん、実はロニキスさんはついでだったんでしょう?」
アイル
「相当ついでだったらしいです。自称イリアどりーまーな著者ですから」
ラティクス
「まぁ、それ以外に特に突っ込む様な所も無いですかね」
アイル
「ですね。後日談として、セントポールが実在する地名でびびった、というのがありますが」
ミリー
「『惑星捜査官』っていうのは某ゲーム誌の誤植(?)をそのまんま使っただけなんですよね」
アイル
「多分、そうです。 それから物凄く関係ないんですが、この話を書いたのは2nd発売前だったんですけれど、後でイリアさん(推定)が凄く頑張って子育てと家事を両立させようとした話を聞いて、妙に嬉しかったですね。この話の設定だとイリアさんの両親は不在ということになってますから」
ラティクス
「同人をやる楽しみってやつですか」
アイル
「ですね」


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