----------------------------------------------------------------------------- ----------------- シークレット情報 --------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------------- この文書は、PSソフト STAR OCEAN THE SECOND STORY (ENIX,tri-Ace) 中の ギヴァウェイ内レイファスの研究室で検索できる資料、 「シークレット情報」部分の抜粋です。 変換ミスと思われる部分には(---?)と、正しいと思われる文字を挿入しました。 ----------------------------------------------------------------------------- ----------------------------------------------------------------------------- 《企画立案書》 ・ファイル1 現在24の辺境惑星において、惑星ネーデに対する反乱が勃発。 惑星ネーデのテクノロジーのいくつかが、 未開惑星軍に流出していることから考えて、 反乱軍の中にはネーデ人の協力者がいると考えられる。 早急に、これら反乱軍を鎮圧するための新兵器の開発が望まれる。 ・ファイル2 ランティス博士の研究により、 紋章科学テクノロジーを利用して 人間のDNAに改良を加えることで、 通常よりもはるかに強力な紋章力を持った生体兵器を 作成することが可能であることが発見された。 ・ファイル3 軍の最高会議に置いて(おいて?)、 先述の生体兵器を早急に実用化し、 辺境惑星の防衛、及び管理に使用することが決定された。 プロジェクト名は『第一次十賢者防衛計画』と決定。 ランティス博士の指揮の元、 十体の生体兵器の作成が開始された。 計画の成果によっては、第二次、第三次と、 さらに作成が行われていく予定である。 《研究報告書》 ・ファイル1 近接戦闘兵器『ザフィケル』 遠隔戦闘兵器『ジョフィエル』 拠点防衛用特殊兵器『メタトロン』の三体が完成。 また、これら三体の統括用として、 戦術兵器『ミカエル』の開発に着手する。 ・ファイル2 情報収集用素体『サディケル』『カマエル』の二体が完成。 先に完成していた情報分析用の素体『ラファエル』と共に、 民衆統括用素体である『ハニエル』の配下に組み込む。 また、十賢者監視用の素体『ルシフェル』も同時に完成する。 ・ファイル3 十賢者防衛計画に反対する反乱軍のテロに巻き込まれ、 博士の唯一の身内である娘のフィリア嬢が犠牲となった。 だが、軍は情報規制を行い、 最終破壊兵器『ガブリエル』の完成までは、 博士に対しこの事実を隠蔽する方針を決定した。 《始末書》 ・ファイル1 ランティス博士が、突然、研究所内の全ての防衛機構を作動させ、 研究所の内部を完全に閉鎖してしまった。 どうやら、情報収集用素体『サディケル』『カマエル』の実験中に テロの事実を知ってしまった模様。 研究所内に立てこもり、十賢者の素体に何やら改良を加えているようである。 軍の許可が下り次第、研究所内に突入し、 ランティス博士の身柄を拘束することになるであろう。 ・ファイル2 研究所内部から姿を表した十賢者達が、 周辺の施設に対し無差別に攻撃を開始し始めた。 どうやらランティス博士が、 彼等の最終目的を『辺境惑星の管理』から 『全宇宙の破壊』に書き換えたようである。 研究所内部に突入した、機動部隊一個中隊は壊滅。 暴走を繰り返す十賢者達を破壊するために、惑星ネーデ駐留軍の出動を要請する。 ・ファイル3 激戦の末、十賢者達を研究所内部に追い込むことに成功。 その後、研究所内部に突入するも、内部はもぬけの殻であった。 どうやら博士は、十賢者達をエタニティースペースで囲い、 宇宙空間に放った模様である。 十賢者達を完全に破壊することは出来なかったが、 エタニティースペースを解除する方法は、 外部から解除用パスワードを打ち込む以外に存在しないので、 さほど問題にはならないであろう。 十賢者達は、このまま永遠に、宇宙空間をさまようことになるであろう。 《事後報告》 ・ファイル1 研究所内で自殺をしていた人物が、 間違いなくランティス博士本人であることが確認された。 ようやくこれで、事件は解決を迎えたことになる。 ただ、研究所内のコンピューターに、 ランティス博士とその娘であるフィリア嬢の 思考ルーチンの残骸が残っていたことが気にかかる。 もしやランティス博士は、自らの意識をプログラムと化して、 今だ未完成であった、ガブリエルに組み込んだのではないだろうか。 ・ファイル2 この十賢者計画による一連の事件によって、 全惑星ネーデ軍の8割が壊滅的な打撃を受けるに至った。 この時を見計らったかのように、辺境の惑星が一斉に蜂起を開始。 次第に、これらの反乱軍を抑圧することが困難になっていった。 この事態を重く見た、惑星ネーデの最高評議会は、 全人口を人工惑星に移住させることを決定した。 ・ファイル3 人工惑星は『エナジーネーデ』と名付けられ、 その周囲をクラス9の超エネルギー体で覆うことになった。 これにより、ネーデ本星への反乱軍の侵攻は食い止められることであろう。 しかし、このことにより、 我々ネーデ人は今後一切、外界との干渉を断つことにもなる。 我々のエナジーネーデへの移住と同時に、 この一連の事件に情報規制が敷かれることが決定した。 十賢者防衛計画に関係する全ての事実は、 歴史上に存在しなかったことになるであろう。